「群れないぞ」と念押しする時に聴く一曲~MINOR THREAT/Out Of Step

同調圧力、絆、つながり、「普通の人々」の建前的なキーワードに辟易している今日この頃、「くっそーうるさいわ、俺は群れへんで!私は私!」と思った時に聴く曲を一曲。「普遍的な問題は、数十年程度では解決できないな」と、痛感させられる曲です。

MINOR THREAT(マイナースレット)というアメリカのハードコアパンクバンドの「out of step(アウトオブステップ)」という曲なんですけれども、もうジャケットからして「俺は群れへんで」の意思をひしひしと感じます(白い写実的な羊の群れから、黒い漫画的な羊が別方向に走り出している絵)。

このバンドは1980年代初頭に活躍していたバンドで、自分はアメリカ帰りの知り合いに紹介されて初めて聞いたのですが、当時はハードコアが日本に入ってきた頃で、もっぱらDISCHARGEやCHAOS UK、EXPLOITEDのような英国物が人気があったこともあって、MINOR THREATやANGRY SAMOANSといったアメリカ物は、全然知りませんでした。BAD BRAINSやDead Kennedysなんかは、アメリカ物だけど結構人気があったと記憶しています。

とにかく曲の発表よりもかなり後になって聞いたのですが、気に入ってずーっと聴いてます。歌詞は非常にシンプルで、「世界の調和からはずれるで!」というものです。

前半の「吸わない、飲まない、やらない」は、パンク以前の世代のロックミュージシャンの、あの忌まわしい「セックス、ドラッグ、ロックンロール」を否定しているもので、ここにも「おまえらとは群れん!」の意思を感じます(一説によると、お客さんに10代が多かったので、「お前らまだ早いわ」という戒めの意味もあったとのことです)。群れそうになったらこれ聴いて正しい道を歩きますよ。

Minor Threat/Out Of Step

I don’t smoke
I don’t drink
I don’t fuck
At least I can fucking think

I can’t keep up!
Can’t keep up!
Can’t keep up!
Out of step, with the world!
I can’t keep up!
Can’t keep up!
Can’t keep up!
Out of step, with the world!