「群れない、媚びない、期待しない」を実践するために考えること

芸人のヒロシさんが「ひとりで生きていく」という著書で、ざっくりいえば「群れない、媚びない、期待しない」という考え方を披露されている、ということを、ネットの記事でふと見かけました。まあ氏は芸人の方ですし、すごく売れているときのネタを見たことがないくらい接点も興味もなかったのですが、著書のタイトルと目次を見てみると、最近自分が何となく抱えている、漠とした疑問や不安への解決策のひとつではないか、と思えたのです。

そこでここでは、氏の著書を読む前に、自分なりにモヤモヤを少しでも晴らすために、氏が提唱する「群れない、媚びない、期待しない」をベースに、「問題提起」というスタンスで、思いや次に取りたいアクションを、つらつら書いてみます。

 

群れない

これはここ10年か20年くらい、(結果的に)ずっとやっていることです。近年完全に定着したといっても過言ではない、「つながる」とか「絆(きずな)」とかの概念に、なんだか違和感があってしょうがないのですね。

ずーっと気持ち悪い。なので、基本的に群れてない、群れることを良しとしている神経は持ち合わせていない、と自負しています。

最近のコロナ禍の中で、人と会ったり群れたりすることを、合法的に社会的に減らすことを世間が推奨していることは、個人的にはとても良いことだと思うのだけれでも、全然快適にはなってはいなくて、むしろ社会がソーシャルディスタンスな分、最も身近な特定の人との接し方が以前より濃密になっている、と感じていて、結果、「人とのつながりが薄く広く、のときよりもしんどい」、ってなっているような気がします。

「群れない」のは基本線であるとしても、その先の対策、「群れない」ことによって起こった濃密な関係への対策が、必要であることを痛感します(無人島で自給自足とか以外、完全に「ひとりで生きていく」は不可能である、という前提です)。

 

媚びない

ここは率直に反省すべきところで、「できてないなあ」と感じています。なぜそうなるかというと、やはりお金の優先順位がいまだに高い、お金がなくても十分楽しい、といった環境を作れていないから、と考えています。

人間、ちょっと金の匂いが漂うと、たちまち浅ましくなる。短期スパンの思考に流れがちになる。

お金を稼ぐということは、ある意味どこかで「媚びる」のようなことをやらないと成り立たないところがあり、この課題の解消は大変難しいのですが、何かやりようはあるはずです。

さいわい私は地位や名誉といったものへの執着は極端に低いので、そこに「媚びる」ということは少ないと思うのですが、お金がやっかいです。どうしたものか。。。

 

期待しない

ここも長年の習慣化の中で、割とクリアできている気がしています。さいわいパンクスピリット好きなので、「なんでも基本は自分でやる(DIYです)が、現時点で自分ができないこと、同時並行で人と進めたほうが全体感としてベターなことは、お願いして誰か人にやってもらう」というベースの考え方が定着しています。

だいたい、誰かや何かに期待するから、依存するから、文句や恨みや報復が起こるのではないでしょうか。これでは、「群れない、媚びない、期待しない」から遠ざかるばかりです。

 

ひとつひとつアクションに落とす

「群れない、媚びない、期待しない」について、万人に共通な処方箋などない、と感じています。例えばヒロシ氏は芸人で自分は違うので、そこでも各要素に対する具体的なアクションは、当然違ってきます。ということは、モヤモヤ感や不満を持っている人間ひとりひとりが自分で考えて(DIY)、自分なりの答えを出して、少しずつ具体的なアクションに落としていって、実行していく以外に問題解消の方法はありません。皆の最善策は、必然的に他人とは違ってしまうのは道理です。

ということで、当面はこれをテーマに、具体的なアクションにまで落としていきます。氏の「ひとりで生きていく」という著書も読んでみよう。時間がかかりそうですが、そこはぼちぼちでいきます。

 

追記

氏の著書を読んだのですが、さらに闇を感じるアプローチが、そこここに散見されていて、大変ユニークであり、自分とは違うところも多いのだけれども、大勢の人が抱いている、いや流されている、群れている価値観から、持って生まれた生理的な思考を優先して、まずは儲からないほうに、群れないほうに遠ざかりがちになるこの性癖は、私は好きですね(結果的にある程度儲かってるようですし)。

人間最後はひとりですし、人の価値観がわからんやつは、そもそも人の話も聞いてませんからね。うん、思うままにアクションして、最後も自己責任があたりまえ、みたいのが案外おとしどころになるやも知れません。

しかしギャグは響かなかったな。あれは魂の叫びではなくて、俗な金儲けへの未練、妥協のように感じますね。あれがなければ相当ソリッドになったのでは、とさえ思いますが、真相はいかに。