「小さいことからコツコツと」を着実にやるための方法

「小さいことからコツコツと」何かをやる、ということは、何か大きな目的があるかないかに寄らず、毎日漫然と生きていくよりは、はるかに有効なことである、と日々実感しながら毎日生きています。なぜならば「塵も積もれば山となる」ということわざと同じく、ひとつひとつは少しのアクションであっても、それを10回、100回と繰り返していくうちに、何もやらないでいるときの数倍、数十倍、場合によっては数千倍の効果や変化の可能性を生み出すことができるからです。言葉にせよ行動にせよ、小さくても実際に「アウトプットする」ということは、世の中に対して確実に変化をもたらします。

しかしここに問題があります。効果が出ることが見込める、一見簡単そうな「小さいことからコツコツと」というやり方、実はなかなか曲者で、阻害要因、つまりこのやり方ができなくなってしまうような誘惑も、たくさん転がっているのです。ここでは阻害要因の代表的なものを紹介して、対処方法を考えていきます。

 

好きなことをコツコツやる

コツコツ積み上げるアクションの対象は、「好きなこと」である必要があります。なぜならば、残念ながら人間は怠惰な生き物であるからです。「怠惰な人間はいない、怠惰に見える人間は、自分に合った仕事を見つけられないでいる不幸な人たちなのだ」といったのはアメリカの作家ナポレオン・ヒルですが、この言葉には深い含蓄があります。「自分に合っていない仕事をしているとき」、つまり「当人がやってもやらなくてもどっちでもいいと思っていること」または「あまり好きでない仕事」をおこなうとき、人は怠惰になる、ということなのです。他方、「すごく興味がある」とか「楽しくてしょうがない」ことに対しては、人は勤勉といいますか、すくなくとも怠惰な態度はとらないもの、とも解釈できます。

 

この事実から見えてくるもの、それは「コツコツやる対象は、自分が好きなこと、興味があることである必要がある」ということです。そうでなくてはそもそも「コツコツ続ける」意味がない、つまり「効果も見込めない」ということです。目的を設定してコツコツやる、しかしあまり気乗りがしないアクションの例として、例えば「ダイエットとトレーニング」の関係があります。この場合、「ダイエットが好き」または「痩せた自分が好き」であったとしても、「トレーニングは好きではない」としたら、トレーニングをコツコツ継続することができません。コツコツアクションのゴールも、ゴールに向かうためのコツコツアクションも、「夢中になれるもの」であれば理想的ですが、そこまではいかないまでも、「好きなもの」である必要はある、ということです。

 

何が好きかを見つけて継続する

小さいことからコツコツ何かをやろうとしている、ということは、何らかの変化や改善を目指していることでしょう。その場合は、①好きなゴールを設定する、②好きなアクションをコツコツアクションに設定する、ということが近道です。毎日無意識におこなっているようなアクションをピックアップして、その先に「好きなゴール」を設定しても良いかもしれません。ちょっとした工夫で、思いがけない効果が見込める場合もあるのです。