サクッとプロジェクトを終わらせる方法

ITプロジェクトでは、多数の利害関係者(一般的にステークホルダーと呼ばれます)、組織のトップの人やそこそこ偉い人、技術の有識者、プロジェクトマネージャにプロジェクトリーダー、ワーキンググループのリーダー、ベンダー、一時的にプロジェクトに参加しているパートナーなど、立場も性別も性格も得意分野もまるでばらばらの、多種多彩な人々が参加しています。

これだけバラエティーに富んだメンバーで進めると、なにもてを打たなければ、うまく進まないことのほうが多くなることは当たり前で、うまく進まない分、うまく終われないことも起こりやすくなります。終わらないどころか、訴訟問題に発展することも、往々にして起こります。

そこでここでは、「いかにしてITプロジェクトを終わらせるか」というところにフォーカスして、「打っておくと効果的なアクション」をご紹介していきます。

 

何を目指すのか、どうやって目指すのか決める

多くの利害関係者が入り乱れているなか、放っておくと失敗することの確率の方が大きいことは明らかです。ITプロジェクトが遊びや趣味、道楽などではなく、経済活動である以上、運任せ、成り行き任せで活動することは、そのまま「儲からないリスク」に直結します。

なので、プロジェクトでは、まずは目的を定めます。「何のためにプロジェクトをおこなうのか、何を目指すのか」を、最初に決めるのです。定める目的は、具体的、定量的でないといけません。なぜならば、漠然とした目的を定めてしまうと、ステークホルダーそれぞれで解釈が異なってしまい、結局成果にたどり着けないからです。

なるべくシンプルでかつ定量的に、だれにでもわかる形で目的や目標を作ったおくことが重要であり、さらには、そこへいきついたか否かを判断するリーダーがいなければなりません。シンプルに「どこを目指す」、「どうやって目指す」、「誰が責任を持って担う」というところを明確にしおいて、あとはリーダーやプロジェクトマネージャが、しっかりガバナンスを効して推進し、予定通りにきちんと動いているか否かを、常にウォッチするようにします。

短期的なマイルストーンを置く

さらに、一年先とか三年先にならないと結果がわからない、という成果は設定すべきではありません。なぜならば、道中順調か否かが見えにくくなるからです。そこで、短期的なマイルストーンを定義しておきます。

マイルストーンがあれば、プロジェクトの途中途中でうまくいっているか否かを判断でき、うまくいっていない場合には是正措置がとりやすくなります。

まとめると、プロジェクトをサクッとうまく終わらせるためのコツは、案外シンプルなのです。無駄に複雑化せず、「誰がどうやって、いつまでに何をするか決めて、プロジェクトマネージャなどのリーダーが引っ張り、道中は短期的なマイルストーンで成否を評価して進める」、ということです。