ストレス耐性と人間力

仕事や日々の生活のなかで、多くの方は大小さまざまなストレスにさらされて、順風満帆ではなかったり、なんらかの不満をかかえて活動していることでしょう。キツいこと、イヤなことがあるからやらなくても良い、という理屈は、会社員からフリーター、学生まで通用することはなく、皆さんなんらかの我慢や妥協を重ねてネガティブな要素をやり過ごしているかと思います。この「やり過ごしている対象」というのが「ストレス」であり、心身に大きな影響をおよぼすことは、良く知られているところです。ストレスに対して、うまく対処する人間力は、「ストレス耐性」と呼ばれていて、企業研修やセミナーなどで、原因追求や改善策検討などの対象として、良く取り上げられている事象です。仕事や日々の生活の最適化に直結するストレス耐性が、何に対してどう働いていて、どのような状態が「ストレス耐性が強い状態」なのかを、ストレス耐性のメカニズムからみていきましょう。

 

ストレス耐性のしくみ

ストレス耐性を紐解くと、3つの要素に分解できます。一つ目の要素は、「ストレス」そのものです。ストレスは、人によって対象も感じ方も千差万別です。ある人にとってのストレスは、別のある人にとっては、なんら問題のないことだったりします。二つ目は、「受けたストレスに対する暫定対処」です。こちらは、ストレスの種類によって、効果を見込める汎用的な方法が存在しています。そして三つ目の要素、実はこれがもっとも重要なのですが、「ストレスの根本原因の特定と恒久対処」です。

仕事のストレスを解消する方法

仕事によるストレスを例にあげて、効果的なストレス耐性の活用を考えていきましょう。例えば、仕事場でのストレスのひとつが「長時間労働」であるとします。まずはキツいと思っている事象がなんなのかを明確にすることで、的確な対処を考えることができ、的はずれなアプローチをしてしまって、さらにストレスを増加させてしまうリスクを低減することができます。

個別のストレスに暫定対処をおこなう

ストレスの正体のひとつが「長時間労働」だとすると、暫定対処は「問題事象に対してすぐできる対処=自分の意思で労働時間を削減する、仕事を強制的に減らすために休む」になります。単純には労働時間を減少できないと考えられますが、ストレスの根元的な解消を目指すのであれば、ここで踏ん切りをつけることは、大変重要です。

ストレスへの恒久対処を考える

目の前で起きているストレス原因の暫定対処を実施したら、つぎに「ストレスが発生しているそもそもの原因」を考えてます。これには、「なぜ」を何回も繰り返して、事象発生の根本原因を掘り下げる「なぜなぜ分析」が有効ですが、この局面ではなるべく第3者目線もとりいれましょう。なぜならば、ひとりで原因を掘り下げた場合、「自信の価値観」というバイアスが多分にかかってしまい、本当の原因にたどりつけないリスクがあるからです。かくして根本原因が「社風」だったり「目的の違い」だったりした場合は、その場所にいる限り解決は難しいと思われるので、その場を離れるか、社風を変える活動をおこなうか、というあたりが、恒久対処になります。

要素分解して対処する

このように、ストレスとストレス耐性のメカニズムを知り、少しの勇気や行動力があれば、案外解決への道筋は見えてくるものです。このソリューション自体がストレス耐性であることを意識して、効果的に活用していきたいものです。

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