プロジェクトの虚構と現実をうめる方法

有期かつ予算のあるプロジェクトを進めていく場合、期間にしても予算にしても、すべてが適正に設定されるようなことは、「ほぼない」といっても過言ではありません。なぜならば、景気や参加人員、予算、インフラなど、環境や前提条件は、常に変動しているからです。

 

計画と実績の乖離がよく起こるプロジェクト

この傾向は特に、変動要素の多い要素がたくさん存在しているシステム開発プロジェクトや、これまでやったことがなかったり、あったとしても成功実績やノウハウが乏しいプロジェクトで多く発生します。こういったプロジェクトの場合、事前にたてる計画が、もはや虚構や虚飾、もっといえば「単なる願望」となってしまい、現実の世界での成果をあげることが非常に困難です。そこで、事前の計画を虚構や「砂上の楼閣」にしないための手立てが必要になります。どういう手を打てば、プロジェクトの計画と実績、つまり虚構と現実をうめることができるのでしょうか。

有識者の知見を活かす

計画段階でできる打ち手として、まずできることは、「有識者の知見を活用すること」です。とあるプロジェクトを実行していくうえで、「実績がない」、「やったことがない」という状態は、多くの場合、プロジェクトに参加している人や企業に依存しているプロジェクトの「状態」です。このまずい「状態」は、「やったことがのある人」、つまり知見者をプロジェクトに加えることで解消します。このタイミングで起こる「プロジェクトあるある」としては、「やったことがある」人でも、成功経験が乏しかったり、「それらしいことを話すが、決して手は動かさない、知っているだけ」の人、つまり「評論家タイプ」をチョイスしてしまったりするケースです。これをやってしまうと、コストがかさんだうえに、プロジェクトがうまくいく確率もあがりません。外部から知見者を募る場合には、よく吟味して、あくまでも「実績として期間やコスト、方法等を助言できて、かつ手も動く要員」を確保しましょう。

実行フェーズでは有識者レビューが有効

プロジェクトの計画において、なんとか実態に即した計画を立てることができたら、次のフェーズである実行段階でできる打ち手が「有識者レビュー」です。プロジェクトを進めていくなかで、プロジェクト参加者の知見は上がってはくるものの、プロジェクトが実際に成功して終了するまでは、いってみれば「トライアル期間」のようなものです。プロジェクトのフェーズの切れ目などの節目節目で、プロジェクトで扱っている成果物に対する進捗が妥当かどうかを、有識者に点検してもらうことが有効です。こういったアクションは、「有識者レビュー」として、多くの成功プロジェクトが実施しています。

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